マーケティングでECは実店舗に勝てない
実店舗に勤めているテンチョです。
消費者心理という概念があります。
商売において販売する側は消費者の消費行動を促進するために、様々なストラテジーで自社商品を魅力的に見せます。
その際に消費者が何を求めているのかニーズもしくはウォンツを調べつくすわけです。
そのデータという面ではEC(通販サイト)は膨大な統計から今売れている出アイテム、デザイン、カラー、素材など様々な切り口のデータをいつでも引き出せます。
ではタイトルのマーケティングで実店舗に勝てないというのはどういうことか?
ECではあくまで過去の販売データです。
1秒前の買上記録も全て過去。
したがってリアルタイムのトレンドや購買傾向をタイムラグなく、需要を把握できるので在庫があるかぎり供給がスムーズでロスなく行えます。
そのデータをもとにマーケティングし、仕入れをすることになると同じ商品がずっと並んでいることになり、新しい商品は並ばないことになります。
新しいデザインの市場データなんて無いんです。
一方でそのとあるECサイトへのアクセスが一日2万件だったとして、販売件数が2千件だったとします。
アクセスした90%は買わなかったわけですが、なぜ買わなかったのでしょう?
実店頭で8割のお客様が反応する靴があったとします。
でも、サイズは21㎝だけしかありません。
殆どのお客様が買わないでしょう。
でも・・・その靴のデザインには需要があるのです。
実売はゼロだったとしても、需要はあるのです。
とある商品が売れないのは値段が高いからだとしたら、クオリティを低くしてコストを下げて販売すれば売れるのではないでしょうか。
「もっとこういうの無いの?」という声はECでは聞けない。
もしECサイトに入るだけで買う買わないに限らずアンケートが待っていたらウザくて二度と開きませんね。
実店舗とECのどちらも無いと難しいのではないか。
ECショッピング大好きなリアル店舗で従事しているテンチョとしては複雑な心境です。
実店舗の需要がなくなる限り頑張ります。
以上です。
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