ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

譲れない未熟さ

テンチョです。


アパレルとひと括りにすることはとても出来ず、テンチョも転職する度に、前職場とのギャップを感じてきました。



※これから綴ることはテンチョの主観であり、そこに所属する全ての人がそうであると決めつけているわけではないことをご理解ください。



詳しい経歴は綴りませんが、紳士婦人どちらのアイテムも扱うお店に長くいますが、一時期紳士服で働いていた頃、紳士服で叩き上げられた方々と働きました。



紳士服の傾向

一言で表すとアグレッシブでガサツ。
これは男性もそうですが、紳士畑で働く女性もその傾向が強いのです。


そして紳士服の方々の傾向としては、販売とお客様に対してとても強かであることも言えます。


残念ながらお客様の傾向として、男性はおおらかな面もありますが、意味の分からない意見を押し通す傾向も持ち合わせます。


明らかに破綻した意見を強引に突き通して、ある意味言いがかりにも似たクレームなどもありました。
おそらくこれは裏にもっと違う何かがあるけど、それを隠したい意図が見え隠れします。


しかし色々なことに恐れすぎてコンサバになると、全然売れません。
攻めながら守るという新技を繰り出さないといけないのです。


そんな方々を相手に日々過ごしている彼女彼等は、当然強かでしょうね。


女性スタッフなどは、お客様からのセクハラ発言もヒラリとかわします。


日々の付帯業務は控えめに言って雑です。
整理整頓が苦手、商品の在庫管理は大雑把、商品の包みは適当。
細かい作業やチェックが苦手なんですね。


こんな杜撰な管理でお店が、会社が、経済が回っているのか?と疑問を抱くほどです。
そして必殺技は帳尻合わせ。


個性が非常に強く少数精鋭な部隊で構成されているので、組織力としては脆弱極まりなく、綱渡り状態です。





婦人服の傾向

では婦人畑はどうかというと、とても管理が丁寧です。
どんなお客様にも平等を意識して、引継ぎも細かくその状況を想像できるほどです。


在庫も店頭同様キレイに陳列されていて、探している物がすぐに見つかるようになっています。
数字の管理も細かく追いかけられていて、色々な面から分析できるようになっています。


ルールとお店のしきたりに実に忠実で、秩序が乱れることを良しとしません。


ですからミスも行き違いも最小限。


人柄も素直かつ正直で、紳士畑より軍隊的です。



一方で接客においては個性がなく、つまらないアプローチに見えます。
お買い物という行為を楽しんでいただくというよりは、粗相がないようにという感じです。


女性のお客様は平等に扱われないことを嫌がり、些細な態度や商品の状態が気になる傾向にあります。
平等を重んじるが、自分が特別扱いされるととても気分が高揚する、という矛盾も抱えていると思います。


接客はどちらかというとクライシスマネージメントを重視した態度です。


絶対にヘリ下った態度を崩しません。



徹底されたルールの下で接客も業務も遂行されるので、ある意味タスクをこなすだけの仕事と思います。
徐々にタスクをこなすだけになると、何のために数字を細かくつけているのか、ストックをキレイに保っているのかが分からなくなっている気がします。


『細かい数字を基に多角的な分析をする』ではなく『多角的な分析をするために細かい数字を追いかけなければならない』と、目的とプロセスが逆転してしまうといった具合です。


例えば数字が悪い状況の場合、その店舗の接客ルールが悪いという考え方が何故かあります。





そして面白いことに紳士婦人どちらも取り扱うコンバインショップで、紳士畑と婦人畑の人が両方いると、どちらの良さも出る・・・ではなく大抵がぶつかってしまいます。
本当面白いほどに両者が譲らないんですよね。
あーーー面倒くさい。と、ここで愚痴っても仕方ないですね。



接客のようにお互いを尊重することは出来ないのでしょうか。


もっと成熟しなさい!!!!テンチョのように・・・



以上です。