接客決まり文句の違和感
テンチョです。
試着を終えたお客様に声を掛けるときに業界では決まり文句のように「お疲れ様です。」と言います。
10%ほどのお客様が「別に疲れてない」と返答してきます。
それはそうです。
私は就職当時からこれに違和感がありました。
未だにお客様にお疲れ様ですと声掛けしたことはありません。
だって自分の意思で試着してるはずですから、お客様としては何が?って感じでしょう。
試着してもらったことに声をかけたいのはわかるんです。
言いたいことはわかりますが、「お疲れ様です」は何だか仕事仲間との挨拶のようです。
出てきたら普通に似合っているかどうかや、サイズ感のお話などすればいいと思いますし、もしこちらの都合でご試着して頂いたとしてもテンチョは「ご試着ありがとうございます。」と言っています。
ひねくれ者は兎に角業界の決まり文句が好きではないのですよ。
決まり文句ってただ言っているだけですからね。
マニュアル通りで機械的で考えてないとも思えます。
例えば「お色目」などは、なんで色に対して丁寧に表現せにゃならんのだ?と思ってみたり。
「宜しければ~」と促す言葉も、サジェストするならそのまま言えばいいのにと思います。
「宜しければご試着してみませんか?」
ではなく「試着してみませんか?」で良さそうです。
語尾に「~いただきます」というのもあまり好きではないですね。
文末に「いただきます」ばかり使う傾向があります。
正しい日本語かどうかというよりは、厚かましいお願いを回りくどく言うことで柔らかく表現するのが苦手なんでしょう。
「申し訳ございません」という言葉は日本語的には間違っているようです。
『申し訳』は有るか無いかではなく『申し訳ない』というひと続きの単語のようなものなんだそうです。
つまり正しくは、「申し訳ないことです」となるのですが、聞き馴染みがないからかしっくりきません。
要するに誠意が伝われば日本語がおかしくても良さそうだ、というのが個人的な意見です。
簡潔に短く失礼無いように伝える。
そう意識しているここ20年でした。
なげー。業界歴20年だってぇ。
ゲロ出そう(笑)
以上です。
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