店舗からリモートの弱点
リモート会議が退屈なテンチョです。
昨日は我が社の新しいCRMシステム変更の説明で、全店店長が11時から1時間、お店のPCからリモート会議をしました。
我が業界でのCRMとはカスタマー・リレーションシップ・マネージメントです。
つまりお客様とお店とを繋ぐ大事なシステムの変更で、どのようなメリットがありどのような操作があるのかの説明会でした。
事前に会社から貸与されているスマホで参加するのか、又はお店のパソコンで参加するのかを、情報システム部と話し合い決め、その手順を事前に伺って、何度も自分なりにシミュレーションしました。
お店のパソコンは大型店舗ではないので、一台しかなく、それを独占していると、様々な業務に支障が出ます。
ですから今回はいつもとは違い、スマホでの参加を選択することにしました。
その為に店舗の遅番のスタッフの一人を中番のようにスライドし、必要ないのかもしれませんが、リモート会議中に少し人員が厚くなるようにしました。
テンチョ自体もいつもとは違う中途半端な時間帯での出勤だったため、そしてリモート会議とはいえ遅れることは許されまいと、気合を入れて起床して出勤しました。
ところがどっこい。
スマホのリモートアプリにエラーが発生し上手く起動しません。
そこで店舗パソコンに切り替えたのですが、パソコンのイヤホンジャックがライトニングケーブルではない。
出勤のスタッフも会社の携帯もみんなアイポン。
くっそーみんなリンゴ屋の軍門に下りおってからに!
テンチョはGalaxyですが自前のは大きめのヘッドホンです。
流石に巨大ヘッドホンでリモート会議は嫌だなと考え、パソコンの音声をOnにしました。
あ、そうだBluetoothだからケーブルもってないや(笑)。
とても聞き取りにくいけど、どうにか開始時間前に会議に出席できました。
ところがどっこい2。
「店長!お客様!」
いつも午前中は静かなのですが、本日に限って2客来店しました。
しかも確かに先週テンチョが販売したジャケットのお直し上がりを取りに来たお客様。
先週は調子こいて、「受け取り来店の際にお直し上がりが見たいので、テンチョを読んでください。出勤していたら必ず伺います。」って言ったんだった。
一連の流れを終えて、お客様がお帰りになったのが11:55。
リモート会議は終了していました。
全く何のための下調べだったのか。
でも店舗ってこういうものだから仕方ないですね。
時間単位のスケジュールはできません。
絵に描いた餅です。
例えばお客様でも本社でも「12時半に電話して」という要望には100%応えることは出来ません。
目の前のお客様が最優先です。
正直言って電話の折り返しでのお客様は、目の前のお客様ではないので後回しです。
電話中にお客様が来店したというケースは、逆転しますが。
それがどんなに巨大なクレーム案件の連絡だったとしても、目の前のお客様を絶対無視しません。
お客様に〇〇時に一本、他のお客様に電話する約束があるのですが、ご了承いただけますか?と許可をもらって初めてそれが出来ます。
No!と言われれば電話はしません。
後にどれほど怒られようとも。
だからお約束時には必ず言わなければいけない一言があります。
「その時にお客様をご案内中でなければ」という文言です。
クレーム中なんだからそこは何とか都合を付けたほうが良いようにも見えるでしょうが、そうなってくると、そのクレームを入れているお客様よりもっと重要な案件があった場合、そのクレームもまた無視していいことになります。
接客は付帯業務ではないので、優先順位は今、目の前の方が最優先です。
それを破綻させる人は、その人もまた破綻されてもいいという覚悟と捉えるしかありません。
そんなこんなで、情報システム部が録画していた動画を、みっちり見直すことになりました。
スタッフが「リモートって最初から接客といって、後でこれ見ればよくないっすか?」
「あと、あんなに気合入れてきたのに・・・クックックックッ・・・。」だって。
なんだとこらぁーー!いいんだよ!一瞬でも会議前にスタンバイできたぜ!ってポージングしておくことが大切なんだよ。
リーマン舐めんな!
以上です。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。