読書の楽しさと失敗
テンチョです。
ここで初めてのカミングアウトなんですが、実はテンチョ・・・・・
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少年の頃がありました(>_<)
いや、ホント!
少年時代(実は今でも)は字を読むことが苦手でして。
小学生時代だったと思いますが、学校の課題以外で初めて読んでみた本が『リトル・トリ―』でした。
- 普及版 リトル・トリー
- めるくまーる
- 本
アメリカ原住民族の少年と家族の物語です。
後に知りましたが、作者のフォレスト・カーター(本名:アサ・カーター)は白人至上主義という過去を持っていたようで、作品内容との不一致を感じます。
そこはテンチョごときが考察しても掘り下がらないので止めておきます。
クライマックスを読んでいて目には沢山の水が付着していました。
テンチョの考えでは物語は大きく分けて2つに分けられます。
1つは大きな物語づくり。比較的ゆっくりとしたペースでストーリーが進み、全体で人物や環境を魅力的に描く作品。『リトル・トリ―』はこの方向だと思います。
もう1つは小さな物語づくり。トリッキーなアイディアや用いたい描写にストーリー性を持たせる描き方。
こちら方面でテンチョが最も好きな作品は『容疑者Xの献身』です。
- 容疑者Xの献身 (文春文庫)
- 文藝春秋
- Digital Ebook Purchas
かなりミーハーと思われましょうが、数学バカが繰り出すつまらない手口を最後に見事にひっくり返されます。残酷でハートフルで衝撃的。
当記事は読書をオススメする訳ではありませんし、上記2作品は有名作品でもありますから読んだことある方も多いのだと思います。
映画は活字を読む億劫さを解消してくれますが、配役やキャストによってイメージが押しつけがましくもあります。
読書は描写や人物像を読者それぞれが自分なりに想像をするので、そういう意味でも活字でしか味わえない体験が本にはあります。
10ほど年前に伊藤計劃(いとうけいかく)の『虐殺器官』を読んで以降、本を読んでいないテンチョではありますが。
- 虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)
- 早川書房
- Digital Ebook Purchas
天才の書く作品だなという感想でしたが、既に読んだときには作者が亡くなっていてショッキングでした。2009年3月20日(34歳没)
失敗例もあります。
『はてしない物語』は小学生の時に途中まで読んで飽きたままいまだに手元にあります。
いつか読んでみようと思うのですが、登場人物が多過ぎてごちゃごちゃになってしまった記憶があります。
今やデスクライトの台座です。聖書なんて読む気もないです。
これとよく似た現象で『罪と罰』があります。
登場人物の名前が覚えられず断念しました。
誰が誰だか分からない。
村上春樹著『海辺のカフカ』とアガサクリスティ著『そして誰もいなくなった』は読み進めれば読み進めるほどに脳内に情景が描けなくなり、読了しましたがよく分からないという結論に至りました。
テンチョの脳が追い付かなくて、後半は字面を追っているだけでしたね。
本には独特の魅力が詰まってます。
と、本を全然読んでいないテンチョが語る資格もない。
以上です。
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