ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

高騰した物を買うときについつい考えてしまう

テンチョです。



一般的に見て高額品扱っている身として、多額の資金を出す価値のある物と無駄に高い物とをしっかり見極ようとしています。


それは物価高騰で再認識させられます。


最近ではサービス料金も上がりだしたようです。
つまり人件費も徐々にではありますが上がっているということなのかも。



全体的な価格高騰をどのように見分ければよいのかを考察してみました。
テンチョなりに嗅ぎ分けている手法を記しておきます。





まず見分けが難しいのは食品です。
そもそも価格が有って無いようなもの。
時期によって乱高下する中で、相場を知り、ほぼ毎日のようにスーパーマーケットを覗く人の経験的見分けスキルはテンチョにはないようです。


ですので、食材、食品は周りを見て真ん中あたりのプライスを選びます。






ブランド品やクルマ、とても高い衣料品などはどうでしょう。
これらの多くが弊社も含め物価高騰を理由に下手な値上げをしています。


下手というのは具体的には割合を乗せてくることです。
全品15%とか20%とか売価を訂正してきます。
しかも段階的に何度も。


材料費や人件費が上がるのは分かるのですが、例えば200万円のセダンと2000万円のセダンがあるとします。
その両者が部品の高騰や人件費の高騰で売価に対し30%の値上げをすると、200万円のクルマは60万、2000万のクルマは600万の値上げとなります。
使用されている材料のコストが10倍ということはないはずです。
両者の製作期間や製作人件費が10倍の差があるとも思えません。


つまりそれは開発期間であったり開発段階での突き詰められた精度であったり設計期間だったりするのでしょう。



量産化されているかワンオフで作っていくかのコスト、または開発コストは元々物価高騰前から存在している。
割合ではなく高騰したコストの金額を乗せてほしい。


これらのメーカーで腹が立つのが定番品や明らかに3年前くらいからストックしている物も一緒に高くしてしまっている傾向です。


割合を乗せてくるということは緻密な計算をしていないという裏返しでもあるように感じます。
正当な利益を取ればいいのに雑に30%の割合で乗せるといことは、利益も30%増加するということです。
なんか消費者をなめていると思います。
1点1点ちゃんと計算して正当な価格を付けたらいかが?
高額品を買う客からはより多くの金を払ってもらおうなんて、税金じゃないんだから。




ハイエンドな商品というのは何故高いのか?というのをしっかり考察してみます。


丁寧にデザインされていること。
性能、質感、仕上げや素材が素晴らしいこと。
不良品や個体差などのバラつきが少ないようにクオリティコントロールされていること。


これらから外れてしまった商品は全て不良品として出荷前に撥ねて市場に流通させないようにし、その不良ロスともども良品のプライスに乗せてあることです。


不可能に近いですが物価高騰の煽りで売価が上がったのか、便乗値上げなのかを見極めていきたいと思います。




以上です。