魅せ方が上手すぎる
恐怖系が苦手なテンチョです。
幽霊やお化けを信じてはいませんが怖いものは怖い。
ホラー映画なんて学生時代友達と根性争いで見栄を張って初代『リング』を見に行って以来見てません。
当然自宅でもそういった類の作品を見る事はないです。
そんな怖がりな私でさえ「観てみたい」と思ってしまう作品が最近CMで取り上げられている『ミーガン』
評論家でもツウでも何でもないテンチョが語ってみると、ハリウッド映画ってのはもう30年くらい新しいものを出せなくなってしまっています。
日本の漫画やアニメはそういった意味ではエンタメとして常に新しい斬新な世界を提供しているように感じます。
この『ミーガン』もどうせ音や雰囲気で驚かして観客の背筋をビクッとさせることで怖さを演出するに過ぎないでしょう。
しかしながらあのCM。
アンドロイドならではの人間とは似ていて似ていない絶妙な気持ち悪さと、だからこそのコミカルな動き。
不気味の谷(不気味の谷現象 - Wikipedia)のピークに位置する感覚の設定がニクいです。
チャイルドプレイのチャッキーのような感覚なのでしょうか。
恐ろしさと面白さを兼ね備えていそうな、絶妙な切り取り方がいかにも観たくなる作り方だと思います。
M3GAN - official trailer
正直言ってズルい。
CMで見て取れる演出にも触れてみます。
時代背景も現代とほぼ同じで、しかも衣装がまた絶妙に人形らしくそして現代的。
フリフリの衣装ではないのが良いですね。
今っぽいデザインでキッチリ首元までボタンが留められています。
大きなアメリカントリコロールのリボンタイが印象的です。
インナーとタイツで肌は頭部と手首から先以外は隠されるスタイリング。
短いのに色気を全く纏わないAラインのワンピースは堅さすら感じますが、袖から覗くインナーはどこか親しみやすいボーダー。
アームの動きが強調されるようにわざとボーダーになっており、Aラインのワンピースもまた動きになびくことで躍動感を演出しているのだと推察されます。
素材はコットンのようにマットではありますが、張りが無くレーヨンやアセテートのようなドレープ感を感じます。
CGでしょうからと全ですが、不自然に皺や汚れ色褪せなどが全くなく、どのような照明でもクッキリとした色合いが見て取れます。
更にメイクが凄い。
完璧な衣装とはかけ離れ、子供っぽさを感じさせない色気のあるクッキリとしたアイラインが目力とそして狂気さを演出されます。
首から上は色気があり首から下は堅苦しい布を身にまとっています。
「こんなガキいるわけない」を狙いに狙っているようです。
なんか自分で綴りながら楽しみになってきました。
いや、好き?・・・なのか???・・・
俺はミーガンに会いに行くのを楽しみにしているのか?
んまぁ・・・行けたら行くよ。
スケジュールが合えば・・・
以上です。
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