ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

旧キスショット アセロラオリオン ハートアンダーブレード

丸店印のテンチョです。


同じ集合住宅の中学生の友達が我が家のテレビ前を陣取り、PRIMEVIDEOを半同居人と一緒に見ていました。


なにやら面白いアニメが無いか2人して物色中です。


ふと、頭に浮かんだ呪文が口をつきました。
「旧キスショット アセロラオリオン ハートアンダーブレード(キャラ名)」

「なにそれ吸血鬼?」と中学生。



!!!
テンチョ「なぜわかった⁉」



中学生「吸血鬼なんたらブレードって言ったでしょ?」




『化物語』という15年ほど前の作品です。
キャラと声とセリフが魅力的ではあるけれど、伏線回収が数多く存在し、しかも冴えない男子高校生が急にハーレム状態になるというテンチョの嫌いな展開。
男子高校生の主人公が半吸血鬼になるというスーパーご都合主義も、高校生のクセに勉学面でなく人間関係が大人の振る舞いというところも嫌い。
だけどなぜか作品全体の魅力はある。


ギャグ要素や大人には刺さらない高校生並みのエロ要素、昔のアニメのオマージュなんかも盛り込まれています。


複雑な設定に付いていくことを早々に諦めて、しかしシリーズ6作くらいあるのかな?それを全部観ました。
設定を調べたり詳細を知ろうとも全く思わない状態で、2度と見る事はありませんでした。


これを中学生に本気で勧めようとしたわけでは決してなく、画面に複数タイトルが出ていた一つだったので口にしてみただけでした。





さて、その場はふんわりと誤魔化して、『旧キスショット』という言葉を吸血鬼と聞き間違える要素に注目してしまいました。


あんな長ったらしい名前に意味を付けないとは考えられない。
そもそも全キャラの名前がイチイチメッセージ性があると思われる。
阿良々木暦(あららぎこよみ)、戦場ヶ原ひたぎ、羽川翼、千石撫子、阿良々木火憐(かれん)、阿良々木月火(つきひ)、八九寺真宵(はちくじまよい)、神原駿河(かんばるするが)。
これだけでもおかしな名前ばかり。
そこへ来てのキスショットアセロラオリオンハートアンダーブレードまたの名を忍野忍(おしのしのぶ)。





この名前の作中の設定は何処かの1話で説明されていたと思うけれど、そうではない作者の込めた何かがあると思うのです。


少し考えれば分かることだったけれど、『ハートアンダーブレード』はハート=心、アンダー=下、ブレード=刃、となることから『刃』の下に『心』で『忍』となる。
まるで中学生だ。
テンチョもガキの頃は友達の古屋敷さんをオールドハウスと呼んでいたもんだ。



では『アセロラオリオン』とは何だろう?
wikiパイセンに聞いてみた。


アセロラ:キントラノオ科ヒイラギトラノオ属の植物のうちの特定の数種またはその果実
オリオン:ギリシャ神話に登場する巨人で美男の狩人。ヒュリエウスあるいはポセイドンの子
アセロラオリオン:『化物語』がヒットしてしまうので一続きでは調べられない。


これは分からないな。
テンチョのポンコツ脳みそはやはりポンコツ、いや、ポンコツ以外の何物でもなかった。

作中のセリフ回し風。


アセロラもオリオンビールも沖縄県の名産であることからすれば沖縄がキーであろう。
物語は沖縄が舞台なのだろうか?確かに印象としては一貫して皆薄着であった。
忍野メメはアロハシャツと思っていたが、あれはかりゆしなのか?
しかし神社などの古い建造物の造形がいかにも本土のデザイン。


諦めます。




『旧キスショット』も吸血鬼とは限らない。
テンチョの活舌がたまたま悪かったから中学生は空耳したが、まずもって『旧』を付けなければそう捉えられなかった。
また、そこがこの作者らしい。
『キスショット』だけではわからない『旧キスショット』にするとやっと空耳するレベル。


と、すると、『アセロラオリオン』もさして難しく考える必要はないのではないか?


ということで、『旧キスショット』は一旦吸血鬼ということにしておく。




結果的に分からなかったという前提の下、アセロラオリオンで考えたいくつかを列挙しておくとする。


・アセロラオリオンという一続きもしくはアセロラとオリオンとで組み合わせて何かの意味をなしている
・オリオンビールにアセロラを添加した飲み物の名前があるのではないか?
・英語の発音だと「あっせろら おらぃおん」て感じだったので、その空耳は無いか?
・キスショットのドレスが赤かったのでアセロラ色とするにはやや過剰解釈か?




後日談というか今回のオチ(作中のセリフ)。


掲題に取り上げといて何も分からなかったというテンチョのお粗末な脳みそは、歳を追うごとにそうなってきたということではなく、本来、元々そうだったのだ。
あるべき姿だったというだけで深く考えるだけ無駄だったのだ。



以上です。