ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

アパレル業界のデジタル

テンチョです。


弊社は本年を持ちまして紙での訴求を完全廃止し、デジタル訴求に移行します。

カタログや手紙でのプロモーションが無くなるという事です。


遅いですが電子カルテに完全切り替えされ、紙でのカルテは撤廃にしていきます。


コストや狭い場所でやりくりしている我々にとっては、そういったサイバー空間での管理はありがたいです。


ですが物体であることのメリットが大きいのもまた事実。


例えばカタログですが、弊社顧客がそのカタログを家の中で見かけることによって、弊社のこともしくは我が店舗のことを思い描くことが出来るでしょう。


物体として存在することはなかなかパワーがあるのです。


訴求という観点で見た時に持続性やリマインドを繰り返させるのがフィジカルとしての価値が高いことです。


デジタルカタログがMailで送られてきても、それを開いたときには効果を発揮しますが、時が過ぎてリマインドさせることは出来ないでしょう。
何度も同じデータを送りつけるなら別ですが。


Mailでの訴求は殆どスルーしているテンチョ。
見たとしても二度と掘り出して開こうとはしません。


HPに誘導するLINEは別の現象が起きます。


HPに誘導してタイムリーな訴求は出来ますが、HPとは常に変化してしまうので、「カタログP13 に載っていたシャツ」なーんていう事が起こせないのです。


お客様と我々で認識にずれがあるだけで、ずっと解明できないまま「おそらくコレ」というものを探す作業になります。


自身のメールが分からない、ラインは使ったことがない。
そういう一定の層は無視する事になりますね。
カタログのフィジカルストックがないと渡しようがありません。







一方電子カルテにも弱点があります。
相当機能が充実し、相当ユーザーが使いこなさなければなりません。
大体弊社の電子カルテだって最近貰った個人情報の並べ替えや、メールアドレスを貰っていない方の絞り込みすらできないんですから。



そして貴方がもし今この場でタブレットを渡されて、「名前、住所、電話番号、メールアドレス、誕生年月日、LINEのIDなどを入力してください」と言われたら面倒くさいくないですか?
「え?いま?後でいい?」ってなりません?



基本的にPCではなくタブレット管理になる為、セキュリティが強いことから特定のWi-Fi以外にはネット出来ない仕様になっています。


Wi-Fiが不調、タブレットが不調などの場合なにも出来ない現象が訪れます。


本来連絡するはずだった約束。
確認すべき住所など。


そう簡単には不調にならない?
そんなことはありません。


どこかのブログサイトだって、いまだにNiceでのログアウトを何カ月も直せていません。


正直、弊社が使っている今のサーバーには全く満足していません。
早めに機能の充実を図るか、さっさと乗り換えてほしいものです。



以上です。