ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

マルチタスク人間になりたいが私には無理みたい

キャパ狭いテンチョです。


ここ数年、よりマルチタスクを求められる世の中になってきたと感じます。


アンドロイドスマホではかなり以前から分割画面が出来るようになっています。
更にAmazonPRIMEやYouTubePREMIUMではワイプにして小窓で見る事も出来ます。
1枚目はYouTubeの自転車整備動画を視ながらXをチェックしているところのスクショ。
2枚目はムラゴンTLをチェックしながらPRIMEVIDEOでアンデッドアンラックというアニメを右下ワイプで視ているスクショ。

  




スマートウォッチを使用している方はスマホへの通知や音楽再生など様々な機能を仕事中やスポーツの合間でも操作チェックできます。


便利であることに疑いの余地はないです。
二つ三つのコンテンツを凝縮して一気に楽しむことが出来るのですから。




本当に楽しめているのでしょうか。



人間は元来マルチタスクであるように進化してきたと言われています。
それは例えば食事中に他の獣に襲われないように食事に集中し過ぎないようにしたりだとか、サムライは座して他人とお喋りをするときでも常に刀に手を掛けられるようにしていたりと。



記事を読んでいると動画の展開が全く入ってきません。
文字を読むということは脳のかなりのリソースを割いているのだと感じます。
動画の展開がいい場面になると文字は読めなくなります。
文字は視覚で暗号を認識して読み取った情報を整理と処理します。


結果的に何も得られなかった、印象に残らなかったという感覚が残ります。



人間はマルチタスクであろうとはしたが、それぞれの効率は著しく下がるという結果なのではないか?
と、テンチョは結論付けます。
テンチョが人間の平均的な脳のキャパであればという前提の下ですが。

テンチョの記憶が確かならば岡田斗司夫さんの動画で言っていたと思うので、そのウケウリです。
スタンフォード(と言っていた気がする)の研究結果でかなり優秀な大学の抗議で学生に、Aのグループはスマホを教室に持ち込むことを禁止し、Bのグループはスマホを持ち込むが取り出してはダメ。
結果はAに比べてBが10%~20%講義内容の理解度が落ちたとのこと。
スマホを意識しただけで。
音楽を聴きながらテレビを見ながらの方が仕事や勉強が集中できるとされる人も、実は集中力が低下していることが明らかになったということでした(これもスタンフォードだったと思う…)。



世の中の膨大のデータから自分の好きな情報だけにカスタマイズして届けてくれる自分のスマホは魅力がいっぱい詰まっているのです。
「スマホ…」と意識するだけでだけでタスクを割いてまうのです。
音楽を聴いていて通知の音が鳴る、気に入らない曲だから飛ばしたいなどでも意識がそがれる。



そして脳はそれぞれを非効率にでも複数同時処理しているのではなく、イチイチ切り替えているのだそうです。
更に注意残余といって脳には切り替えに時間が必要であり、その結果切り替えが多くなればなるほど集中している時間が削られていく。



このことはテンチョが日常で思いきり感じてしまう事柄であり、自分ですぐに実証できてしまったのです。



運転中にナビ画面で動画を視れない設定になっているのも、運転中の通話禁止もスマホ禁止も運転に集中させるため。



情報ばかりが高度化しても人間の進歩はゆっくりで、コンピューターのように処理することはまだまだできないようです。
少なくともテンチョには。



以上です。