ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

他者を変えるのって難しい

他人を変えるなんておこがましいと思っているテンチョです。


今年の夏に新しい男性スタッフが我が店舗に入りました。
中途入社でテンチョとは前から知り合い程度ではありました。


テーラーで長きにわたりパターンナーと店頭人員で活躍し、コロナ禍を機にビンテージカーの会社に転職、しかし忙しさとギャランティ面で再びアパレルに戻り弊社へ入社することになりました。

元ラガーマンで大きな体躯とゴリラのような顔立ちで『漢』といった雰囲気です。
テンチョから6つほど年下ですが、初見ではその雰囲気故に店長として扱われることもしばしば。


しかし見た目と体格に反して気が小さくガラスの心を携えます。
冗談や悪ふざけではどんなに弄っても良い反応が返ってきますが、真面目な話になると急に声が小さくなりネガティブになる傾向。


口癖は「八方ふさがり」と「頭を抱える」です。


数字を構成する上で顧客が7割を占める弊社の傾向で入社後すぐに結果を出せるほど甘くはありません。


一年ほど思ったような数字を作れなくても、それはそれで仕方ないと見切りをつけて、実際どんな接客方法をしているか、どんなお客様の傾向かを店頭でしっかり見極めてほしい。
と、伝えましたが、本人は数字が作れずしょげています。
何をやってもうまくいかない、ということを色々なスタッフにこぼしています。



大きく目立つ図体でしょげている姿はお客様にもスタッフにも伝わり、やや孤立してしまいそうです。

話し方は脳内で捻り出す言葉を一つ一つ噛み締めながら吐き出すため、非常に会話が遅く、そして暗い印象。
考えることが好きで四六時中考えを巡らせている様子です。


考え込んでいる割には大して練り上げられていない悩みや戦略だったり。
打てば響くくらいに答えが早く返ってくるわけでもない。


悩みを吐き出すこと自体で少しストレス解消しているのかもしれません。



正直現状ではエンドユーザーを相手に接客する業種には向いていない。
一言で言うなら人間がキャッチーではないのです。


噛むほどに味が出てくるヤツなので、良さを分かって欲しいと思うのですが、それにはまず口に入れる必要があります。


初対面のお客様への第一歩を大きく踏み込み、一気に距離を詰めるにはそれなりに巧みな戦略と頭の回転の速さが必要です。


伸びシロがあると考えてじっくり育てるしかないですね。
人間40になったって50になったって成長はするものです!

多分ね💗
成長させるということで他人を変えていきたいと思っているテンチョでした。



以上です。