ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

ダウンて何でダウンていうの?

テンチョです。



ダウンが何故ダウンというのかという芯の部分まではネットでは分かりませんでした。



ダウンとは羽毛のことです。←これをなぜDownと呼ぶのか最後まで分からなかったんです。
そう呼ぶんだから仕方ないようですね。


水鳥の胸元の毛でダウンボール(段ボールじゃないよ)というまっくろくろすけを小さく白くしたまっしろしろすけと思ってもいただいて差し支えあります。
が、見た目そんな感じです。
空気を溜め込むのに適した素材です。


フェザーはそのまま羽根です。羽軸のついたあれです。
フェザーは空気を溜め込む能力には劣りますが通気性があります。
羽軸があるので弾力性も持ち合わせます。


ダウンの含有率が高いと保温性が上がりますが、上がりすぎると張り腰のないダウンパックになり、偏りが起ったりするのでダウン:フェザーは8:2くらいがお勧めです。


ダウンとフェザーの配合比でごちゃごちゃいう人いますけど、「雪山にでも行くんじゃなけりゃ黙ってろ!」と言ってやりたくなります。



なんでこんなにイライラしているかというと、当店の2番手の若い男性スタッフが、最近モンクレールのダウンジャケットを彼女とお揃いでオーダーしたんですって♬。
「ちょっと高かったけど奮発してダウン90%のにしました💗」



はぁんっ?!
おーーーほっほっほっ!
ご存知ないのかしら?
大事なのは配合比ではなく量の問題なのよ?
それとダウンパックもしくはジャケット自体の構造によっても違いが出るのよ僕チャン。


彼女ができたからってのぼせ上ってもらっては困るわね。
文化服装からやり直してきなさいよっ!



下のダウンジャケットは生地と生地の間に羽根毛を挟んでマス目状に縫われたものです。
基本的なダウンの作り方ですが、この製法は縫い目からフェザーやダウンが抜けやすいと言われます。




比べて上の配合比には劣りますが、全体の羽根毛の量が多いのと、こちらは縫い目で部屋を作った後から羽根毛を入れるので抜けにくいとされています。



カナダグースのように表に縫い目が出ないように仕上げてあるジャケットは、縫い目からの風の侵入を抑える効果が高く、より暖かいと言われています。
透湿性に心配はありますが。。。



正直に申し上げると、ダウンはあまり好きじゃないんです。


何故ならノロケの道具だからです。
ではなく、
基本的に受ける印象が同じだからです。
スポーティー、ボリューミー、カラフル、化繊。



もう1つの理由が一撃で暖かいこと。
だからこそ段階的な体感温度調整がしにくいのです。


少し暑いから上着を脱ぎたいが、ダウンを脱いでシャツ一枚では寒い、というように一枚の落差が大きく間をとれない。


薄いダウンにして重ね着するなら、そもそもダウンでなくてもいい。


だから本当に寒くなる1月と2月以外はできる限りの非ダウンを頑張っています。


テンチョは中身が少年なので、体温が高いのかもしれませんね。
真冬でも厚手の毛布一枚で、掛け布団のようなものは必要ありません。


そんなヤツが羽毛布団を身に纏って外出なんぞすれば、汗達磨になってしまいます。


9月に入るともう年末ですw。


良いダウン選びを。



以上です。