ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

白というお洒落

テンチョです。


白は清潔感が強く近未来的であり純粋さも感じます。


そのかわり汚れやすく、一度汚れるとなかなか最初の白さを取り戻すことは出来ません。


誰しもモノを出来るだけ長く使いたいと思うし、買った瞬間の状態を維持してほしいと望むものですよね。
だってその時の状態が気に入ったから買うわけですから。


ことさら白というのは、バッグでも靴でもパンツでも、オシャレだけど汚れやすいから避けがちですよね。

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シューズ&バッグ




皆欲しいけど避ける『白』。
だからこそそれを手にした人はオシャレに映るのです。
女性が白が欲しいが汚れが気になるので悩んでいるとき、このセリフを使います。
使ったとしても納得はしてもらえませんが・・・。
もっとグラつかせる殺し文句があるのでしょうか。
宿題としておきます。



白なら何でもいいわけではないのです。
白いYシャツ、白いマスク、白いソックス、別に何とも思いませんよね。
つまりこれ、比較的安価に手に入るアイテムに対して『白』は通じないということなんでしょう。
高価なものほどオシャレに映る。


目玉が飛び出るほど高価な靴が白だったら、殆どの方はそれを吐くこと自体躊躇してしまうう。

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TOM FORD
シューズ&バッグ



では単純に考えてみましょう。
年収400万円の方が、5万円の靴を買いました。
年収4000万円のかたが、50万円の靴を買いました。
全く一緒の条件かと言えば、厳密には全然違うかもしれませんが・・・。
ま、こういうことですよね。


前者が1万円だからひと夏でも履ければいいやと思うことが、後者では10万円だからひと夏でも・・・となるんでしょうね。


ま、こういう下世話なネタを解説するには私のような身分では無理ですね。
一度はお金持ちになってみたいものです。
そうなったら私は真っ白な布だけを身に纏うでしょう(笑)。




本日のワンポイント

イヴ・サン=ローランという人物をご存知でしょうか。
業界では死後も崇拝者が沢山いると思います。
現在はサンローランというブランド名として人気を不動のものにしています。

イヴ・サンローラン(字幕版)
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イヴ・サン=ローランはファッション界に多大な影響を与えたモード界の帝王。
特に女性のファッションの進化は、彼がいなければ相当遅れたかもしれない。


彼の功績は細かいところを言えば数多く、私の知識では到底挙げきれません。
ただ、私が一番感銘を受けたのがトレンチコートを女性のファッションアイテムとして使用したことでした。


これは男性である私も着る機会があるからなのかもしれません。
それまで、軍隊が着用していたトレンチコートは粗野なものでした。


本来機能さえ備えていればいいわけで、軍隊がオシャレに見える必要性はないのです。


それをファッションにそれも女性に転用する発想は、今では当たり前でも当時では相当奇抜な発想だったことでしょう。


軍服だった名残も沢山あり一部を紹介します。
下の画像は私物のコートのですが、両肩もしくは片方の肩にガンフラップがあります。
ライフルを撃つ際に肩への衝撃を和らげるため厚みを持たせてあります。






下のストラップは今ではあまり見かけないですが、本来このようなD型のリングがあり、手榴弾などをつり下げるディテールです。

他にもイヴ・サン=ローランの発想としては、女性にライダースジャケットを着せてみたり、パンツスーツの提案もありました。
発想力はもちろんですが、これをエレガントにしていく転用能力も優れていますね。
現在のように作る前に、画像で確認することも当時では出来なかったでしょうから、泥臭い言い回しですが、根性もあると言えるのではないでしょうか。


以上です。