ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

自暴自棄

前回の記事で昨年評価を上司から私自身が受け、更に部下に私が同じようにフィードバックしました。


それが終わると毎回必ず訪れるのが、自分を自分で評価する自己反省です。 
会社にも自己評価という項目が、昨年の結果を報告する際に、記載する項目があるので記載してはいますが、本当のことなんて書けやしません。




だからここで記載しておいて、半期後くらいに見返して同じような気分になろうかなと。


テンチョは店長というタイトルを頂いてから、まあまあ年数が経ちました。
そうですねぇザックリと8年程でしょうか。


その前は当たり前ですが、販売スタッフとして働いていました。
販売スタッフとしてそれなりの実力を得たと思って天狗になってきたときは、決まって物凄い才能の持ち主や、実力者がテンチョの鼻をへし折ってくれたもんです。



それが本当にタイミングがいろいろと重なったこともあり、店長というタイトルを頂戴することになりました。
ありがたさと面喰ったのとで、平静を装いながら脳内パニックになった記憶があります。


店長になってから天国も地獄も喰らいながら、何とか今のところ生き残っています。
地獄の時は『店長』なんて要らないから、とっととスタッフにして違う店舗に置いてくれ、なーんて思った時期がありましたよ。



そんな時に、とある人から「店長というのは実力があってもなりたくてもなれない人もいる。なりたくなくてもなるしかない人もいる。自分から返納する選択もいいが、店長である限り店長を楽しんだ方が絶対いい。どうせ永遠に店長ではいられない。」と言われました。


その人も誰かの受け売りだと言っていましたが、大きな挫折が贅沢なのかもしれないと気分が軽くなりました。


今でも部下に柔らかく促されながら仕事の期限を伺われたり、私のミスを処理してもらったりと、部下に生かされているポンコツぶりです。



テンチョには社内に絶対に敵わないと思う人間が2人います。


1人は元部下です。この方は野心はないのですが、ある1項目を除いてなかなか勝るのが困難です。


もう1人は大目に見ると同期です。ほんの少し私の方が後輩ですが、年齢としては年下です。この人は私の仕事以外の部分を全て仕事に使ったとしても敵わないモンスター。
地獄時に助言をくれたのもその人です。
プライドもへったくれもなく白旗を揚げます。



業界にはまだまだバケモノはいますけど、実際の仕事ぶりがよくわからないですから、尊敬のしようもありません。


こんなことを今期は反省いたしました。



本日のウンチク

コスメってぼろい商売だ、なーんて良く効くことがあります。
本当ではありません。

イヴサンローラン Yves Saint Laurent ピュアショット ナイトセラム 30mL [並行輸入品]
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イヴ・サンローラン
Drugstore


確かに液体200㎖とかに〇千円~〇万円なんておかしな商売に見え、おそらく製造原価だけなら嘘みたいに安い値段でしょう。


シャネルやディオールなどのブランドやSKⅡなどの特化ブランドも存在します。
化粧品の殆どが先行投資の結果で出来上がっています。
新技術の研究費用とCMのタレント起用、広告費、中身より高そうな容器など多岐にわたってプロモーションを繰り返し、出来るだけ沢山の人に認知してもらい、数が売れ出してやっと元を取る。



この分野のモノ作りは医療とIT系に似た最先端技術の競争だから、今あるソリューションはすぐに古くなってしまう。
常に新しいアイディアを出し続け、それを現実のものにしていく必要がある。


ヒットしなかった商品の在庫は山のようになるが、安売りでもしてみれば、その商品のみならず、ブランドごと安っぽいという位置づけに下げられてしまう。



化粧品部門の美容についての専門知識でアドバイスして自社の製品を勧める人を『美容部員』と呼ばれています。
これは外部の人間の呼称であり、自己呼称や正式な呼称はまた別にあるのかもしれません。


現実として美容部員のほぼ100%が女性です。


責任者らしき方と若い方が向かい合って話をしていて、若い方が黒い涙を大量に生産している姿を見かけました。アレの原価は高そうです。


最近は環境が環境だけにあまり無いのかもしれませんが、2年ほど前はみましたよ。
正に涙ぐましい努力で商品知識と販売能力と付けた美容部員が、お金を惜しみなく投入されて作られた商品に更に付加価値を与えています。←どこの回し者?



以上です。