過去の驚愕話
テンチョです。
実は私、ニッポンの『オモテナシ』というのがあまり好きではありません。
日本のサービスは過剰だと思います。
昔からの商売をするうえで『お客様は神様』という精神が今でも色濃く根付いています。
私は就職当時から思っていたのですが、「神様、随分とわがままじゃね?」と。
神様というよりは殿様だと思います。
BtoBだとほぼ対等なのにBtoCだと急に偉くなっちゃう。
不思議なものですね。
我々がお客様として認識しているのはエンドユーザーです。
テンチョは以前にも記した通り、アパレル畑でしか働いたことがありません。
ですから他業種を知らずにこんなこと言うのも何なんですが、「アパレルの従業員は安月給の割にはとても一生懸命働いている」と思っています。
ですが、残念ながら安月給が当たり前になってしまっている当業種は、とてつもなく間口が広く様々な人がいます。
悪だくみをして窃盗や横領や情報の横流しなどは、まあどこにでもある事なのかなと。
悪い奴らは、何処にいても悪いことをするので、その環境には関係ないのかもしれません。
それとは別に間口が広いだけに賢くない人も多いです。
賢くないとはお勉強の話ではなく、面倒くさがりで後先をあまり考えない人のことです。
打算的ではあるが狡猾的ではない。
前置きが非常に長くなりましたが、4年ほど前に池袋のあるお店にいた時に、フロアの朝礼で流れた話です。
お客様から「御社は個人情報保護法に抵触している。個人情報を不正な処理で破棄している。私の配送伝票を不正に破棄し個人情報を漏洩させた。」
というクレームだったそうです。
そのときテンチョは伝票が無くなったとして、何故お客様にバレたのか?と思いました。
ここからは時系列で進みます。
お客様が商業施設でお買い物をしました。
配送サービスをお願いし、配送伝票に個人情報を書きました。
承った販売員さんは休憩に行くついでに配送所に梱包した品物を持っていきました。
すると配送所の人は配送伝票に受付のスタンプを押し、お店控えを販売員さんに渡しました。
これを販売員さんはポケットにしまい込み休憩に出ます。
本来お店で配送伝票控えのファイルがあり、個人情報として鍵のかかる場所へ保管するのですが、その販売員さんはポケットにしまい込んだ伝票のことを忘れてしまいました。
帰宅してポケットから例の配送伝票が出てきました。
面倒になったその人は自宅のゴミ袋にそのまま捨てて、ゴミ袋を集合住宅のゴミ置き場におきました。
翌朝管理人さんが燃えるゴミの日でないのに燃えるゴミが置いてあったことに憤慨し、ゴミを漁ってみると1枚の伝票が出てきました。
以前からそのゴミ置き場には、他の地域からゴミを捨てに来るということが頻発していたようで、伝票にはその集合住宅とは全く異なる地域が記されていました。
そうとう頭に血が登っていたのでしょう、その伝票に記されている電話番号に連絡して「勝手に他の地域からゴミを捨てに来るな!」と、クレームを付けたようです。
管理人さんが怒鳴った相手は当然配送を頼んだお客様です。
お客様は何故自分に連絡がきたのか、詳しくその管理人さんに聞き出したそうです。
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お客様は神様ではありませんが、これはもうコンプライアンスの問題です。
その顛末までは定かではありません。
厳しい商業施設だとその店舗ごと追い出されるほどヤバい案件です。
それも致し方ないのかもしれません。
そのガサツさを店舗(会社及び仕事仲間)が許容していたのでしょうから同罪です。
つまり丸ごとガサツであったということです。
ではそのガサツな会社を商業施設が許容していた罪はないのか?あるから追い出すんでしょうね。
その配送システムに問題は無かったのか?あると思います。
そこの問題には触れていませんでしたが。
忘れていけないことが1つ。
商業施設に入っている店舗にとって商業施設側が『お客様』。
お客様=〇〇
どうですか?この構成!
無理やり前置きとくっ付けて、あたかもシャレにしているようなこの手口。
え?バカみたい?
だまらっしゃいっ!(笑)
以上です。
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