強化商品
強化商品が嫌いなテンチョです。
強化商品とは完全に店舗や企業側の都合です。
大抵の場合、在庫が潤沢で販売しやすい商品や、そのシーズンを象徴したデザイン、もしくは別注品などの通常とは違う境遇の商品がそれになります。
強化したい商品をお店のロケーションの良い場所へディスプレイするのは当然ですが、お客様にオススメするのはあまり好きではありません。
お得意様ならば「わたしの好みや似合いそうなものを紹介してほしい」と思っているでしょうし、初見のお客様ならばその方の好みや生活習慣などを引き出すことに力を注ぎます。
じゃあどの層へ紹介するの?
私にもわかりません。
分かりませんがテンチョは強化商品を販売していこう、とスタッフに投げるほうの立場でもあります。
ですから全てのお客様に一度でもいいから目に触れるように促すことにしています。
例えばそれがカットソーだったならば、ブラウスや薄手の上着を紹介する際に、ひっそりとインナーとして差し込んで見せていくような、姑息な手法です。
こういうのって本当に販売スタッフとしては接客しにくいんですよね。
特に販売スタッフ自身がその商品を好きでない場合厄介です。
好きこそものの上手なれ。
ですね。
余談の邪推ですが、薬局で風邪薬を買う際に症状を伝えて、すすめてもらった薬を買います。
これが強化商品だったら・・・。
・・・・余計な推測はやめておきましょうね。
それでも我が店舗は先月強化商品コンペが行われ、全53店舗中3位でした。
皆本当によくやった!こころから凄いぞ!オレ。
本日のウンチク
アームホールとライズ(股上)という言葉があります。
パーツ名と言うよりは場所の名前ですね。
アームホールは上半身の衣類の胴体と袖を繋ぐ場所です。
ここの取り付け方法はとても重要なことなのですが、今回は省きます。
問題はここの輪の大きさです。
アームホールが狭いと、脇に食い込み構造上袖幅も小さくなるため着心地が窮屈になります。
その分タイトなシルエットになります。
また、股上は股の位置からウエストまでの距離です。
これが浅いと股にやや食い込み気味になり、これまた窮屈ですが、脚長効果が生まれます。
アームホールは狭い方が、股上は浅い方が苦手な人多いと思いますが、着心地のイメージとは裏腹に、実はその方が動きやすいのです。
つまり可動範囲が大きいということです。
股上が深い究極がサルエルパンツです。
着心地は抜群ですが、走ったり股を広げる動作はしにくいです。
ニッカポッカは観察したことがないので謎です。
しゃがむ際に、パンツの腿を引っ張ってから膝を曲げることがあります。
股上が深いと動作の際に自然にパンツの股を自分の股に寄せているのです。
アームホールが大きいと肘を肩まで上げると、胴体の生地も一緒に上がってしまいます。
以上です。
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