ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

同じ会社のクレームが私に

最近忙しぶってるテンチョです。


昨年末から今にかけて引きずっている、とあるクレームがあります。


私がひとつ前の池袋店でお得意様としてお世話になり、今でもごくごく稀に現我が店舗にも訪れるお客様がいます。

以前の記事で食事に連れて行ってもらった方です。
本記事において仮にA氏としておきます。





さて、事のきっかけは12月25日になります。


池袋の弊社婦人専門店に奥様のプレゼントにサイトで見た帽子を買いに訪れました。
池袋の婦人のお店でも度々購入しているので、お店側も顧客として認識しております。
(テンチョの店に問い合わせてこなかった理由は・・池袋店からそれなりの距離があるからです)


ですがあいにく弊社大型路面店にしか取り扱いのない商品で、池袋店としてはその最寄りの路面店を紹介しました。
アイテムを取り置きにしておく提案もしたようですが、実物をみて判断したいというお客様の意向により、そこまではしなかったようです。


A氏はその日のうちに路面店に足を運んでみると、路面店のスタッフはお客様の対応に忙しくしていたそうです。
時には2人がかりで一人のお客様に対応している場面もあり、A氏の存在を認めつつも放置の状態が長時間続いたようでした。



残念に思ったが諦めて弊社ではない他のメーカーへ足を運んだA氏。
そのメーカーの対応がとても素晴らしく、弊社とのギャップに憤ったようです。


A氏は一連のことを26日にテンチョに電話で説明してきました。



テンチョとしては弊社のことで不快になったことについては謝罪しましたが、状況がどうだったかという説明は当然できなかったので、A氏に同意するにとどめました。
店舗スタッフもいっぱいいっぱいになっていたのかもしれないというフォローは入れておきました。




日付は経過し1月20日。
A氏より連絡がありました。
どうやら同様の内容を池袋店にも話していたようです。


池袋店のスタッフは本社に報告し、当該路面店にも話を通し、改めて池袋店のスタッフが「今後このような事が無きように」の云々と謝罪をしたようです。



A氏曰く「謝罪や報告を求めていたわけではないが、それをするならば池袋店のスタッフからの謝罪では筋が通らない。」とのこと。


それもまた当事者ではないテンチョにとっては憤りに同調することしかできませんでした。




当然テンチョは池袋店のスタッフとも面識があるので、そのことを池袋店の店長を交えながら報告だけを済ませておきました。
どうやら同様のことをA氏は池袋店へ伝えていたようです。
それであればテンチョから言うことは特にありません。
早々に電話を済ませ、せっせと自身の店舗のペーパーワークをまとめる作業に入りました。


テンチョにはこの時点で大事にならないことはわかっていました。
なぜならこの間もお店の携帯のラインワークスでA氏と冗談交じりで全く関係ないやり取りをしているからです。


すると数分後に路面店の店長から連絡が入りました。
こちらの店長とはかなり親しい仲です。



路面「巻き込んでごめんね」
テンチョ「勝手に巻き込まないでいただきたい。俺は部外者(笑)」
「そういわずにさ」
「多分当時の説明をしっかりすればいいんじゃない?そこでA氏がここが間違っているという指摘があったら、それに対して謝罪することで収まるんじゃない?闇雲に謝って欲しいわけではないんだと思うよ」
「わかった。ところでなんでこんなにこじれたのかな?直接路面にクレームつけるなり、本社にクレームするなりすればいいのに」
「それは池袋店が入ってしまったからじゃない?そもそも謝罪が欲しいなら直で連絡するでしょ」
「どうもね、又聞きで謝罪することが腑に落ちないんだよね」
「池袋店で収めようとしたが、そうはいかなかったんだろう?頼まれて承諾したんなら、さっさと首を垂れやがれ!」
「腑に落ちてないのがA氏に伝わってしまったらごめんね(笑)」
「それはそれで楽しみにしている、でも報告はいらない」
※A氏が会社での情報共有を許可していることから個人情報のコンプライアンス的には抵触していません。


実際に路面店の店長は非を認めたくないわけではないようです。
しかし又聞きでの謝罪は非常にリスクが高いです。
路面店長に伝わっていることとお客様の言い分にギャップがある場合など、直接聞いた人間の感性が介入してしまうので、余計に難しい案件となります。


そして昨日1月23日にテンチョにA氏より連絡があり、無事誠意ある謝罪を頂き路面店の店長もテンチョと一緒でざっくばらんな物言いが気に入ったとのことでした。


まあそれはそうでしょうね。
なにせテンチョとは違い百戦錬磨の強者ですので、こじらすわけがありません。


「正直クレーマーではないか?と最初は思った」とも言われたようです。

さすが路面店長。
懐に飛び込むために、わざとお客様を冗談で一旦落とすという技も繰り出していました。


丁寧過ぎるくらい丁寧に対応せよ!と就職直後の新卒は誰しも言われますが、人によっては慇懃無礼となることもあるのです。


誠意や謝罪の意は丁寧な決まり文句ではない言葉でも伝わるという事です。


ただただ謝るだけのコミュニケーションは勿体ない。
転んだからってその場で起き上がることはしない。
次に攻勢に転じる姿勢を作りたいという意図がある。


クソ真面目は人たらしにはなれない。



以上です。