面倒くさいと思わせたらダメ
以前にも綴りましたが、日本人男性という世界的に見れば、いわゆるマジョリティという枠に入るらしいテンチョです。
この記事を公開するか微妙な心境でしたが、センシティブ内容だからやらないというのは、感じたままに綴る当ブログの姿勢とは違う気がしたのでアップしました。
今年女性ファッション誌『TeenVogue』は、ポリティカル・コネクトネスに配慮し、WOMANをヴァギナオーナーに表現し直した記事がありました。。
ポリティカル・コネクトネスとは、社会の特定のグループのメンバーに不快感や不利益を与えないように意図された言語、政策、対策を表す言葉である。公的な場やメディアでは・・・ポリティカル・コレクトネス - Wikipedia
直訳してしまうと膣所有者。
日本語にして日本人として見てみると、とても滑稽に感じますし、一方で確かになとも思います。
実際に記事を目にしてみると、記事の内容としてそのように一時的に表現したに過ぎない感じでした。
内容としては女性の自慰行為についてのことで、確かにそれに関してはそう表現するのが適切なのかなと。
そもそもVogueが
女性:NO
ヴァギナオーナー:YES
としたかどうかも微妙です。
ただそれだけなのですが、SNSで「ヴォーグは女性とは言わずヴァギナオーナーと訂正した!」と騒いだ一部の意見が世界に拡散してしまっただけのようにも感じます。
女性もしくはマイノリティな人々もしくはダイヴァーシティを推進している人にとって不利益になった思います。
考え方としては善と思うのですが、やり方が悪いと思うのです。
古き考えのマジョリティめっ!これがダイヴァーシティだっ!と悦に浸って拡散したのであればメチャクチャ間違っている。
事実として言いますと、マジョリティのネット民が嘲ていました。
そして賛同の雰囲気は少なくとも日本ではあまりありません。
これを見たマジョリティの殆どは「ダイヴァーシティ(マイノリティ)って面倒くせぇ。」と思わせてしまったのではないでしょうか。
もし明日から起業するとして、明日から女性のことをV・Oと呼称せよとなった場合、「人を雇うとするならば、日本人男性だけにすれば簡単。」と感じるかもしれません。
それってとても残念じゃないでしょうか。
SNSって少しの勘違いや解釈のズレで、どんどんネガティブな方向に変わっていってしまうことも考えなければなりませんね。
以上です。
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