ポンコツ店長の奮闘記

店長の日々の出来事や葛藤の日記にしていきたい

昔の熱心な空回り

テンチョです。


昨日の続きを晒してみます。


新卒で国産靴メーカーに勤めました。

小さい会社でしたが、製造から販売まで一貫して行う会社でした。


どうやら当時は靴に対して相当熱心だったようです。

雑誌を読み漁った記憶がありますね。


現場の人間はお客様の指摘をもろに食らいます。

『履き心地はいいがデザインが悪い』という言葉を何度も貰いました。


それを伝えるとサンプルで上がってくるのはハンバーグみたいなのばっかり。


だから自分でデザインすることを思い付いたんですね。

多分・・・・。


さて、開いてみますか。

因みに右側が薄く見えるのは照明の影響で、実物は同じ濃度で描かれています。












30枚くらいのをピックアップしました。


長年開いてなかったせいで1枚目の絵と表紙がパリパリくっついて色が付いてしまっていました。


後半になると線に自信が出てきているように感じます。

徐々に描くことに慣れてきたのでしょう。


上から2枚目の絵から揉んで揉んで商品化されたのがこちらです。

最近は殆ど履いてなく、久々に撮影のために引っ張り出しました。



まあーーーーーー売れなかったですね。

こういうのは名の知れたブランドでなければ売れないのだということを実感しました。


試しに40足製造して何とか自分で10足ほど販売しましたが、売れ残った25足程度は叩き売りされていました。

当然大量生産のラインナップにはなれませんでした。


自分で提案した商品がゴミみたいに扱われているようで、辛くて全部自分で引き取りたい気分になりました。

今でも十分カッコいいと思うんですけどね。←履いてないのに言うな!

テヘペロ👅


確か1枚目のシンプルなローヒールはレギュラーのラインナップに乗りました。

ソールを黒のラバーソールにして、アッパーのカラーをブルーやオレンジのビビットカラーにしたらとても売れました。


他にもいくつか商品化されたんですよ。


ただテンチョのデザインはどれもこれも生産コストが高いようで、売価が8万円とかになってしまうため、諦めたものも多いです。


一番最後のデザインは商品化したくてたまらなかったですが、予価13万円ということで断念しました。

だって売る自信無いもん。



以上です。